長沼町の特産品はこれ! と絞りきれないほど、たくさんの農作物をつくっています。
長沼町の耕地面積の約8割が、田んぼです。
長沼町は「空知稲作発祥の地」です。明治6年に現在の北広島市で耐寒性に優れた早熟の赤毛品種の栽培に成功。道南のみだった稲作が道央に定着しました。長沼では千歳から移住してきた青森県出身の中野軍助が明治22年、ハイタウシュナイ川から水を引いて水田3反歩(30アール)を耕作。赤毛品種籾2俵を収穫しました。これが空知地方での稲作発祥です。現在は主に「ななつぼし」「ゆめぴりか」「おぼろづき」「きたくりん」「きらら397」が作付されています。
北海道は大豆の生産量一位。長沼町はその北海道で一位。
米の生産調整による転作作物として大豆の導入が進み、近年は作付面積と収穫量が北海道で1位。全国でも佐賀市と拮抗しています。主に「トヨムスメ」「ユキホマレ」「ユキシズカ」などの品種が作られ、地区の農家の奥さんたちが集まって、冬の農閑期に味噌を仕込むのが伝統になっています。
長沼のジンギスカンは、味付けタレの漬け込み派。
由来は諸説ありますが、北海道では戦前から羊毛の刈り取りのため羊が多数飼育されていました。その羊肉特有の臭いを緩和するためにタマネギやりんご、醤油などで作ったタレに漬け込んで食べる文化が発達したようです。戦後の食糧難の時代に、手に入りやすい食材として普及しました。長沼町のジンギスカンはタレに漬け込んだ「味付きタイプ」で昔は各家庭で作っていたほど。町内にはいくつかのブランドがあり、ながぬま温泉では、町内の「かねひろ」「長沼成吉思汗」「まおいロース」のジンギスカンを食べ比べることもできます。春にはギョウジャニンニクと一緒に食べ、また家庭によってはジンギスカン鍋ではなく、炭火で網で焼いて食べることもあります
長沼町の資源である「農と食」を切り口として、一歩進んだ地域ブランドを創出するために、さまざまな活動をしています。
各種PR資材を活用した「農業と食の町」長沼町の
イメージアップ、知名度向上
自ら行動する意欲ある町民への支援。各種講習会の開催、制度等の相談業務などを行っています。
農家に泊まる農業体験。それがグリーン・ツーリズム。長沼町は特区に認定され、年間1,500人ほどの受け入れをしています。実体験こそ最高の食育です。
規制緩和の適用で長沼町は「どぶろく特区」に認定。町内の農家自らが米を使って、どぶろく(にごり酒)を製造することができます。
特産品や地域性を生かしたさまざまなイベントを、一年を通して計画的に開催。地域の活性化を図るとともに、地域の魅力のアピールに努めています。
5月~9月夕やけ市 |
商店街、料飲店街の活性化を図るため、平成8年から毎年開催。本通商店街沿いに露天が並び、ゲームや大道芸などが実施されます。 |
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8月ながぬまマオイ夢祭り |
フリーマーケットや屋台に加え、豪華賞金や賞品が当たる「やませ」や、子供向けの宝探しゲームなど、子供も大人も楽しめる長沼町最大のお祭り。JA青年部による長沼産大豆の豆腐の販売もあります。 |
9月農産物直売所収穫祭 |
長沼町農産物直売所出店団体連絡協議会加盟の直売所が、収穫の秋を記念して実施する収穫祭。新鮮な地元野菜を中心にお買い得商品がもりだくさん。 |
10月JAながぬま青年部収穫祭 |
農協青年部主催の収穫祭。採れたての新鮮な野菜の販売や、素敵な賞品があたるガラポン抽選会などのイベントも開催。 |
11月農産物直売所大感謝祭 |
長沼町農産物直売所出店団体連絡協議会加盟の直売所が、1年の営業の締めくくりとして開催する大感謝祭。新鮮な地元野菜を中心にお買い得商品がもりだくさん。 |
札幌からのアクセス
車で約50分(32km)
首都圏からのアクセス
羽田から新千歳空港まで約90分
新千歳空港から車で約30分(20km)